top of page

PHOTOS & REPORTS

 FIA-FRJ 2023 R9/10/11 MOTEGI 

2023_FRJ_R9-10-11_Motegi_020.JPG

奥住慈英がBJRから参戦、いきなり第9戦を制す
第10戦は小川颯太が4勝目をマーク、ランキングトップ依然爆進中!

モビリティリゾートもてぎ(栃木県:4.801km)
7月19日(土)予選、決勝レース第9戦:晴れ/ドライ
7月20日(日)決勝レース第10戦、第11戦 晴れ/ドライ

 

#97 奥住 慈英 Bionic Jack Racing F111/3
#98 小川 颯太 Bionic Jack Racing F111/3

 高木真一監督率いるBionic Jack Racingは、FIA-F4選手権とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)に加え、2シーズン目となるフォーミュラリージョナル・ジャパンシリーズ(FRJ)にも臨む。シリーズは全6大会16戦で競われ、いずれも激戦が予想される。ドライバーには継続参戦の小川颯太、そして今大会は岩澤優吾に代えて奥住慈英を起用。
 シリーズはここから後半戦に突入するが、小川のランキングトップ快走中はそのまま。強力なライバルを相手に、挙げた勝利は3回だけながら、全戦で表彰台に上がっており、今やランキング2位にさえ56ポイントも差をつけている。何より煌めくのが、8戦中7戦でポールポジションを奪って、スピードでは他を圧していること。逆に言えば、決勝のスタートには課題を残しており、これを克服できれば、より強いドライバーとして評価を高めるはずだ。
 奥住は昨年までメーカー育成ドライバーとして3年間、FIA-F4を戦い、2年目の2021年にはランキング7位の実績を持つ。FRJには他のチームで1大会参戦しており、その時の最上位は3位。環境の変化で、本来の実力を発揮してくれることが期待される。

 

■予選

#97 奥住 慈英    3番手・3番手・4番
#98 小川 颯太 PP・PP・PP

 

FRJ第4大会の舞台、モビリティリゾートもてぎは、ストップ&ゴーの繰り返されるレイアウトで知られ、タイヤよりブレーキを酷使するサーキットだ。昨年、小川は3位、4位、2位という結果を残しており、いよいよ未勝利であるのはもてぎだけとなった。


 今大会も金曜日に専有走行が2セッション行われ、小川はセッション1こそ1分51秒710で5番手だったが、セッション2では1分50秒240までタイムを伸ばして2番手に。奥住はセッション1を1分50秒894で2番手、セッション2は4番手ながら、1分50秒785とタイムは詰めており、それぞれに進歩があったのは紛れもない事実だ。


 予選では、そのあたりがより実証される。Q1では小川が先頭を切ってコースイン、これに奥住も続く。それぞれアタックは計測3周目から。小川はいきなり1分50秒022をマークしてトップに浮上、その後も1分50秒006、そして計測5周目には1分49秒927にまで叩き込む。次の周に若干のクールダウンを入れた間に、トップを奪われてしまうものの、最後のアタックで1分49秒776にまで短縮して再逆転。セカンドベストタイムでもトップとあって、まずは第9戦と第11戦のポールポジションが確定した。


 奥住は1分51秒286から1分50秒849、1分50秒689と、ここまでは順調にタイムを詰め続けていたが、ラスト2周のアタックで伸びを欠いてしまう。そのため、第9戦こそ3番手ながら、第11戦は4番手からのスタートとなった。
 

 続くQ2では、タイヤのウォームアップが予想以上に良かったことがQ1で明らかになったことから、アタックは1周早めて開始された。これが的中し、小川はさっそく1分49秒344を記し、1分49秒314、1分49秒238と着実にタイムを縮めていく。そこからの2周はタイムアップならず、さすがにもう頭打ちかと思われたものの、最後の1周で残る力のすべてを絞り出して1分49秒132をマーク。一度もトップを譲らず、同時に3戦すべてポールポジションを獲得した。


 奥住も計測2周目には1分50秒181を出して、自己ベストを更新した後、1分49秒817、1分49秒748、1分49秒788、1分49秒566と、コンスタントにタイムを刻んでいく。そして、やはりラストアタックでベストタイムを1分49秒541にまで縮めた結果、第10戦を3番手からスタートすることとなった。

選手インタビュー、決勝レースレポートに続く・・・さらに表示[PDF]

bottom of page