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PHOTOS & REPORTS

 FIA-FRJ 2022 R13/14/15 FUJI 

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WECのサポートレースとして、大観衆の見守る中で順位を上げ続け、

レース3では絶妙のスタートでトップに浮上、2勝目をマークする!

富士スピードウェイ(静岡県:4.563km)
9月10日(土)予選、決勝レース第13戦、第14戦:晴れ/ドライ
9月11日(日)決勝レース第15戦 晴れ/ドライ

#97 小川 颯太 Bionic Jack Racing Scholarship FRJ

 高木真一監督の指揮のもと、FIA-F4選手権、ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)に参戦してきたBionic Jack Racingは、今年からフォーミュラリージョナル・ジャパンシリーズ(FRJ)にも小川颯太を擁し、新たに臨むこととなった。

 富士スピードウェイが舞台となった今大会は、FIA世界耐久選手権(WEC)との併催で行われた関係で、木曜日の走行はなく、金曜日に1時間のフリー走行が2回。土曜日の朝に公式予選が、午後と夕方に第13戦と第14戦の決勝が行われ、第15戦は日曜日の早朝にスタートという変速スケジュールとなった。
 前回のSUGO大会第10戦で今季初優勝を飾った小川は、その勢いでこの富士大会でも優勝を狙う。

◆予選
#97 小川 颯太 Bionic Jack Racing Scholarship FRJ:3番手・3番手・3番手

 富士と言えば、国内最長のストレートを備え、スリップストリーム合戦が繰り広げられることで知られている。ただし、セッティングは必ずしもストレート重視ではなく、セクター2には高速コーナーが、そしてセクター3は峠のような上りのテクニカル区間が設けられているため、微妙なさじ加減が求められる。 金曜日のフリー走行は、午前のセッションで雨がパラつくなど、微妙なコンディションだったこともあり、完全なドライコンディションでマシンのセットアップを進められたのは、午後のセッションのみだった。 小川は走り出しから強いアンダーステアに悩まされており、その改善に1日を費やすこととなった。

 

 一夜明けた土曜日の公式予選。 未明に再び雨が降ったことで、早朝こそウエットコンディションだったものの、晴天だったこともあり、9時00分のスタートまでにはドライコンディションとなっていた。今回も15分のセッションを2回行い、1回目のベストタイムがレース1、2回目のベストタイムがレース2のグリッドとなり、レース3は1回目のセカンドベストタイム順。
 

 グリーンシグナル点灯と同時にコースインした小川だったが、やはりアンダーステア症状はおさまっておらず、なかなかタイムを詰めることができない。それでも、計測4周目にセカンドベストタイムとなる1分38秒374を記録すると、翌周には1分38秒328のベストタイムをマークして、いずれも3番手を手にした。5分のインターバルを経て行われた予選2回目では、しっかりとタイヤを温めて、最終ラップにタイムを更新。1分37秒836を記して、こちらも3番手となった。

 

◇小川颯太
 金曜日の走り出しから、僕の中では“どアンダー”という感じになっていました。 オーバーステアから始まるよりは、アンダーステアから始まって、マシンを修正していければいいなと思っていましたが、金曜日からセット変更をして臨んだ予選でも、アンダーステアのままで苦しんでしまいました。 前回のSUGOでの3レース目で、何かつかみかけていたものがありましたが、今回も走り出しからうまくいかない感じになったのが悔やまれます。

 

【決勝レポートにつづく・・・】

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