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 FIA-FRJ 2022 R7/8/9 MOTEGI 

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小川颯太は2戦で表彰台へ。レース3では2位を獲得!
レース2は接触されてリヤウイングを失いながら、執念の完走も

 高木真一監督の指揮のもと、FIA-F4選手権、ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)に参戦してきたBionic Jack Racingは、今年からフォーミュラリージョナル・ジャパンシリーズ(FRJ)にも小川颯太を擁し、新たに臨むこととなった。
ここまで成績は右肩上がり。富士スピードウェイで行われた第1大会では4位、4位、3位という結果を残し、岡山国際サーキットの第2大会は3位、2位、3位に。こと岡山では予選、レース3で、フロントウイングのフラップが脱落するアクシデントがあっただけに、『タラレバ』にはなってしまうが、より好結果を得られたはず。チームも小川も、もはや表彰台に立つだけでは飽き足らず、狙うはもはや優勝のみという状況になっている。
レースは異例の2週間連続開催ではあるが、程よい緊張感を保ちつつ、モビリティリゾートもてぎ入りできており、先にも述べた右肩上がりの状況とあって、かかる期待は前2大会以上に高まっている。

◆予選
#97 小川 颯太 Bionic Jack Racing Scholarship FRJ:3番手・3番手・2番手

 第3大会が行われるモビリティリゾートもてぎは、ストップ&ゴーの繰り返されるレイアウトで知られ、比較的タイヤにかかる負担は小さいものの、ブレーキにかかる負担は他のサーキット以上。ダウンヒルストレートエンドの90度コーナーでは、ローターが真っ赤になるほどで、スプリントレースといえども、ブレーキのマネージメントをしっかりやらないと、後半のペースが鈍ってしまいがちだ。

 梅雨が明けたばかりで、レースウィークのもてぎも猛暑との戦いとなった。前大会から十分な休息が取れていないにもかかわらず、専有走行も音を上げずに走り続けるあたりは、若手ドライバーならではの特権か。その専有走行において、小川は1分51秒062をマークしていた。

 そして迎えた土曜日の予選は、9時から開始。通常どおり15分間の計測を10分間のインターバルを挟んで、2回連続で行われた。早い時間であるにもかかわらず、もう気温は30度、路面温度は40 度を超える中、小川は計測1周目から積極的に攻め始め、周回を重ねるごとタイムを更新。計測4周目にまずはベストタイムとなる、1分51秒204を記録してコンマ8秒差の3番手につけた。
 この予選1回目はセカンドベストタイムも重要となるため、小川はなおもアタックを続け、次の周には1分51秒258を出して、レース3は2番手グリッドを手に入れた。

 

 続く予選2回目では小川はさらにタイムを更新、開始から5分を経過したところで1分50秒台に突入し、最終的には1分50秒713をマーク。レース2も、3番手グリッドを獲得した。

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