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 FIA-F4 2025 R13/14 MOTEGI 

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三浦愛は専有走行で自信を取り戻すが、予選・決勝でその勢いを活かせず
IKARIは両戦ともに0周リタイアと残念な結果でシーズンを終える

【FIA-F4選手権シリーズ第13戦・第14戦】

モビリティリゾートもてぎ(栃木県:4.801㎞)
11月1日(土)予選、決勝レース第13戦:晴れ/ウエットのちドライ 入場者数:18,000人
11月2日(日)決勝レース第14戦:晴れ/ドライ 入場者数:32,000人

 高木真一監督率いるBionic Jack Racingは、今年も全14戦で競われるFIA-F4選手権に、昨年に引き続きIKARIを、そして新加入の三浦愛を加え、2台体制で挑んでいる。第6大会の舞台は、ストップ&ゴーが繰り返され、ブレーキに過酷とされるモビリティリゾートもてぎだ。

 

 前回のオートポリスで、IKARIは練習で好調だったが、いざ本番となると不運が続く。予選で行く手を阻まれ、決勝ではレース1で接触があり、その影響もあってコースアウト。レース2は霧とセーフティカー(SC)で、なす術なく終わってしまった。それでも三浦よりは……。

 

 三浦は、鈴鹿大会までの勢いが完全に鳴りを潜め、明らかに苦悩のレースウィークが続いている。経験と実績からすれば、FIA-F4全体でも随一の存在であるのに、それが活かせずにいる。
 もうシリーズは 最終戦。悔いの残らぬレースを三浦だけでなく、IKARIにも期待したい。そしてチームともども納得の内容で、シーズンを終えられることを願う。


◆予選
#97  三浦 愛  チャンピオンクラス第13戦21番手/第14戦21番手
#98  IKARI  インディペンデントクラス第13戦6番手/第14戦8番手

 

 10月17〜19日にシリーズ第11戦・第12戦がオートポリスで開催されたが、そこから2週間後の11月1〜2日にモビリティリゾートもてぎで最終大会となる第13戦・第14戦が開催される。この短いインターバルのなか、チームはクルマの大幅な見直しを図るとともに、ドライバーとの細かいミーティングを重ねてきた。その結果が、専有走行のタイムに如実に表れた。

 

 専有走行初日に、三浦は1分58秒383をマークして14番手に。翌日には1分58秒173をマークして15番手に。マシンの手応えはかなりいいようで、「マシンバランスが良くて、2日間ともずっと安定したコンディションで走ることができ、自分の技量を詰めていくことができました。この調子なら、予選でベスト10入りも目指せると思います」と語るほどに、順調な仕上がりを見せていた。

 IKARIもインディペンデントクラスの7番手、8番手タイムをマークして、予選でベスト5入りを目指していた。このように順調な仕上がりで、土曜日の予選を迎えた2台であったが、前日の夜から降り続いた雨にその流れが断ち切られてしまう。雨はやんだものの路面は濡れており、7時35分にウエット宣言が出されるような状況。しかし、雨はすでにやんでおり気温も上昇しているため、8時スタートのチャンピオンクラス予選は早い段階で路面はドライに変化していくと予想され、全車スリックタイヤで挑む。そのため三浦も難しい路面コンディションの中でのタイムアタック開始となり、計測5周目に2分6秒400で21番手に。徐々にライン上の路面は乾き出し、三浦のタイムはアップして行くが、それは周囲も同じこと。

 最終的に三浦のラストアタックは9周目となり、ここで記録した2分2秒739が自己ベストタイムとなる。だが上位陣は、10周目のアタックに突入しており、路面状況はより改善されてタイムアップ。これは前回のレース結果で、予選出走順が遅い順番であったことも影響しており、前日までの好調さを活かせず21番手に終わる。なお、セカンドタイムで決定する第14戦のグリッドも、同じく21番手となっている。

 一方、10分後に予選開始となったインディペンデントクラスは、路面状況がより改善されてのタイムアタックとなった。IKARIは9周走り込み、ラストアタックとなった9周目に記録した2分1秒220で6番手を獲得。また、第14戦のグリッドは同じく8番手となった。

選手インタビュー、決勝レースレポートに続く・・・さらに表示[PDF]



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