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FIA-F4 2025 R11/12 AUTOPOLIS

オートポリスの気まぐれな天気に翻弄され続けた週末
三浦もIKARIも本領発揮ならず。だが、気持ちは切れず!
【FIA-F4選手権シリーズ第11戦・第12戦】
オートポリス(大分県:4.674㎞)
10月17日(金)予選:晴れ/ドライ 入場者数:未発表
10月18日(土)決勝レース第11戦:晴れのち曇り/ドライ 入場者数:10,000人
10月19日(日)決勝レース第12戦:霧のち曇り/セミウェット 入場者数:16,000人
高木真一監督率いるBionic Jack Racingは、今年も全14戦で競われるFIA-F4選手権に、昨年に引き続きIKARIを、そして新加入の三浦愛を加え、2台体制で挑んでいる。第5大会の舞台は、九州の阿蘇山中、高地に位置するテクニカルコースのオートポリスだ。
4戦連続のノーポイントから、IKARIはスポーツランドSUGOの3連戦で、完全にトンネルから抜け出した。ミスやアクシデントがなかったわけではないが、3戦ともにポイント獲得となったからだ。その一方で、三浦は不本意な結果に終わっている。とはいえ、3戦あったからこそ修正もでき、収穫もあったことを前向きに捉えてもいた。
ふたりともいたって前向き。このムードを残り少なくなったシリーズに、保ち続けることが大いに望まれる。
◆予選
#97 三浦 愛 チャンピオンクラス第11戦28番手/第12戦28番手
#98 IKARI インディペンデントクラス第11戦8番手/第12戦9番手
今大会は予選だけでなく、決勝レースもチャンピオンクラスとインディペンデントクラスを分けて行われる。昨年のSUGOでもクラス別の開催はあったが、その時はレース2のみ。レース1も、となると初めてとなる。そのため、予選は金曜日の午後に行われ、専有走行さえ単独での実施となった。
木曜日から始まった専有走行は、一時雨に見舞われ、インディペンデントクラスのセッション2はウェットだが、続いて行われたチャンピオンクラスのセッション2はもうレコードライン上は乾いていた。セッション1は1分56秒836で10番手だったIKARIながら、セッション2はトップから1秒遅れぬ2分1秒390で3番手と、濡れた路面にも問題なく対応。金曜日早朝の専有走行でも8番手となる1分55秒557を記し、まずまずの手応えを得ていた。
その一方で、三浦は木曜日のセッション1で1分56秒198、セッション2で1分57秒034、金曜日には1分54秒698にまで短縮していたが、過去の経験からすると本調子ではないのは明らかだった。
午後に入って13時からまずはチャンピオンクラスの予選が20分間の計測で行われたが、それまで涼しかった天気が一転し、暑さまで覚えるほどになっていた。その結果、路面温度も著しく上昇。そのため、早めのアタックが正解だったようだ。計測2周目には1分56秒台に入れた三浦ではあったが、なかなか1分55秒の壁を超えられず。計測7周目には1分55秒888を記録し、これをベストタイムとし、次の周のラストアタックでセカンドベストタイムとなる1分56秒112を記すが、いずれも28番手、最下位に甘んじてしまう。
10分間のインターバルを挟み、続けて行われたインディペンデントクラスの予選も計測は20分間。高まった温度を考慮し、早めのアタックを試みたIKARIだったが、計測1周目を終えたところでコースアウトした車両があり、赤旗が出されてしまう。5分ほどの中断で再開されるも、延長はなし。その上、IKARIはなかなかクリアラップを取ることができず、再開から3周後に、ようやくベストタイムとなる1分56秒949を、そして次の周にセカンドベストタイムとなる1分57秒579を記した結果、第11戦は8番手、第12戦は9番手から決勝に臨むこととなった。
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