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 FIA-F4 2024 R1/2 FUJI 

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ルーキーの白崎稜は、上位で戦える手応えをつかんだ第1大会
FIA-F4復帰のIKARIは、第1戦でいきなり表彰台に立つ!

【FIA-F4選手権シリーズ第1戦・第2戦】

富士スピードウェイ(静岡県:4.563km)
5月3日(金・祝)予選、決勝レース第1戦:晴れ/ドライ 入場者数:34,500人
5月4日(土・祝)決勝レース第2戦:晴れ/ドライ 入場者数:53,900人

#97 白崎 稜 Bionic Jack Racing

#98  IKARI Bionic Jack Racing

 

 ドライバーを鍛えるカテゴリーとして定評を持つFIA-F4選手権シリーズに、高木真一監督が指揮を執るBionic Jack Racingは、今年は2台体制とし、新加入の白崎稜、そして参戦復帰のIKARIを擁して臨む。
 白崎は昨年までスーパーFJに参戦し、鈴鹿・岡山シリーズと全国転戦のジャパンリーグの二冠王。FIA-F4ではデビューイヤーとなるが、多くのサーキットを経験していることで、ルーキーらしからぬ活躍を見せてくれるはずだ。

 
 IKARIは2022年のポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)ProAmクラスのチャンピオン。FIA-F4には2021年の最終大会以来の参戦となる。PCCJにも引き続き参戦し、併催される今大会はFIA-F4に専念するものの、両シリーズともに大暴れを誓う。
 10年目と節目のシーズンを迎えたFIA-F4は、第2世代としてシャシー、エンジンともに刷新。データやノウハウがリセットされることから、どのチーム、ドライバーにとっても同じスタートラインからスタートできることになる。戦力図の大幅な変化が期待される。

 

■予選
#97 白崎 稜 
チャンピオンクラス第1戦8番手/第2戦7番手
#98  IKARI インディペンデントクラス第1戦3番手/第2戦3番手

 

 今年からシャシーが東レ・カーボンマジック社製のMCS4-24に、エンジンがトムスチューンのTMA43に改められたが、さらに若手ドライバーを対象とするチャンピオンクラスと、ジェントルマンドライバーを対象とするインディペンデントクラスに分けられ、それぞれで予選が行われることになった。なお、計測は20分間で変わらず、ベストタイムでレース1のグリッドを、セカンドベストタイムでレース2のグリッドを決するのも従来どおり。
 

 第1大会の舞台である富士スピードウェイは国内最長のストレートを備え、スリップストリームを使い合って繰り広げられる、予選のタイムアタックや決勝中のバトルは、このサーキットでの醍醐味でもある。しかし、セクター2には高速コーナーが続き、逆にセクター3は上りの峠道のような低速コーナーの連続であるだけに、必ずしもストレート重視が有利とは言えず、バランスのいいセッティングが求められる。
 

 専有走行の初日は雨に見舞われ、走行を控えるチームも少なかったが、Bionic Jack Racingのふたりはむしろ積極的に周回を重ねていた。2日目には天候が回復したとはいえ、この経験は必ず今後に活かされるだろう。それぞれのベストタイムは、白崎が1分45秒623で、IKARIが1分47秒658。これをターゲットとして、予選でどれだけ縮めてくるか。
 

 5月3日の7時45分から、まずはチャンピオンクラスの予選が行われた。計測4周目に1分45秒800を記録した白崎は、次の周に1分45秒487まで短縮し、このレースウィークの自己ベストを更新する。そのあと、2周ほどタイムアップできなかったが、それでもコンマ1秒と落とすことがなかったのは、安定感の表れではあった。

 しかし、その後に1分45秒444、1分45秒450を記録し、壁を越えることに成功。2戦ともルーキー最上位となる、レース1は8番手、そしてレース2は7番手から決勝に臨むこととなった。
 

 続いてインディペンデントクラスの予選が行われ、IKARIは先頭でコースイン。計測2周目にトップに立つも、まだ1分48秒台だけに予断は許されず。もちろん徐々にタイムは詰めていくも、トップをキープすることはできず。それでも計測4周目から1分47秒974、1分47秒884、そしてベストタイムとなる1分47秒164と好タイムを連発する。その直後に1コーナーで、痛恨のオーバーシュートが。それでも諦めることなく、最後まで攻め続けたIKARIはラストアタックで1分47秒254をマークし、これをセカンドベストタイムに。2戦ともにクラス3番手から決勝に臨む。

選手インタビュー、決勝レースレポートに続く・・・さらに表示[PDF]



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