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 FIA-F4 2023 R7/8 SUZUKA 

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卜部和久がW入賞、第7戦を9位、第8戦を6位でフィニッシュ!
坂裕之が第8戦でクラス6位、三島は2戦ともしっかり完走果たす

鈴鹿サーキット(三重県:5.807km)
8月26日(土)予選、決勝レース第7戦:晴れ/ドライ 入場者数:12,500人
8月27日(日)決勝レース第8戦:晴れ/ドライ 入場者数:20,500人

 

#81 卜部 和久 BJ Racing F110
#97 坂  裕之  のりものクラブBJ Racing F110
#98 三島 優輝 BJ Racing F110

 ドライバーを鍛えるカテゴリーとして定評を持つFIA-F4選手権シリーズに、高木真一監督が指揮を執るBionic Jack Racingは今年も3台体制とし、継続参戦の卜部和久、そして新加入の辻本始温と三島優輝を擁して臨む。なお、今大会も辻本に代わって、坂裕之がスポットでインディペンデントカップに出場する。
前回の鈴鹿では、卜部が2レースともに入賞を狙える位置からスタートを切り、第5戦こそ10位で入賞を果たすも、第6戦では12位に甘んじてしまう。しかし、いずれもバトルを繰り広げ、経験値は間違いなく増したはず。その成果を最も走り慣れている鈴鹿で発揮して欲しいところだ。

 
 三島にとっては、ただただつらい週末となっていた。2レースとも1周目の接触で、第5戦は早々にリタイア、第6戦もリタイアこそ免れたものの、最後尾まで後退。普段は相見えない相手をかき分けていくこともままならず、31位に終わっているからだ。“当てられたのなら、当たらない相手がいる場所にいるべき”と、ここは気持ちを入れ替えて欲しい。

 

 一方、坂はクラス7位と6位で、FIA-F4デビュー戦としては及第点以上の評価を与えてもいいだろう。ただ、ここから先の壁が、たとえジェントルマンドライバーとて厚い。これをどう突破できるか注目される。

 

■予選
#81 卜部 和久 第
7戦9番手/第8戦9番手
#97 坂  裕之 第7戦38番手(INDP9番手)/第8戦36番手(INDP9番手)
#98 三島 優輝 第7戦17番手/第8戦15番手

 

 第4大会の舞台、鈴鹿サーキットでもFIA-F4は今季2回目の開催だ。
 前の戦いで得られた経験をどう活かせるか。世界を知るF1ドライバーをして、非常にチャレンジングであると言わせるサーキットである。ドライバー3人ともホームコースとして、レース経験は豊富。コースの習熟はもはや必要とせず、いかに技を発揮するかがキーポイントだ。

 

 専有走行は木曜日から開始されたが、最初のセッションはあいにくのウェットコンディション。この後の天候回復は明らかとあって、少しでもマイレージを稼ぎたい、坂だけが積極的に走行。卜部と三島はチェック走行に留めていた。続いてのセッション、そして金曜日のセッションもドライコンディションとなったこともあり、ドライバー3人はドライビングにも、セッティングにもトライ&エラーを繰り返しながら、トップとの差を詰め続けていた。

 

 予選は土曜日の早朝8時5分からのスタートとあって、やや日差しは弱まった感もあったが、それでも暑いことには変わらない。A組からは坂が走行。普段ならタイヤの特性上、入念にウォームアップを行った後、じわりじわりとタイムが上がっていくが、高い路面温度と鈴鹿は1周が長いこともあり、総じて計測2周目からアタックを開始し、坂も例外ではなかった。まずは2分12秒754を記し、そのまま2分12秒693、2分12秒403とタイムを詰めていく。まだまだ伸びそうな気配もあったが、その直後に赤旗が。残り3分で再開されるも、それだけの時間で誰もタイムアップできず、ベストタイム、セカンドベストタイムともクラス6番手となった。

 
B組からは卜部、三島が走行。やはり計測2周目からのアタックとなり、卜部は2分9秒台に入れられたのに対し、三島は入れられず。計測3周目に記した2分9秒692をベストタイムに、次の周の2分9秒938がセカンドベストタイムとなった卜部は、いずれも5番手を獲得。三島は計測2周目にベストタイムとなる2分10秒263を、そして計測4周目にセカンドベストタイムとなる2分10秒310に甘んじ、それぞれ9番手、8番手となっていた。

選手インタビュー、決勝レースレポートに続く・・・さらに表示[PDF]



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