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PHOTOS & REPORTS

 FIA-F4 2023 R5/6 FUJI 

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卜部、三島とも予選では持ち味発揮するも、決勝ではどうにも波に乗り切れず
坂 裕之がスポットで参戦、インディペンデントカップで連続入賞果たす

富士スピードウェイ(静岡県:4.563km)
8月5日(土)予選、決勝レース第5戦:晴れ/ドライ 入場者数:20,200人
8月6日(日)決勝レース第4戦:晴れ/ドライ 入場者数:30,200人

 ドライバーを鍛えるカテゴリーとして定評を持つFIA-F4選手権シリーズに、高木真一監督が指揮を執るBionic Jack Racingは今年も3台体制とし、継続参戦の卜部和久、そして新加入の辻本始温と三島優輝を擁して臨む。なお、今大会は、辻本が手の負傷により欠場。代わって坂裕之がスポットでインディペンデントカップに出場する。カートレースでは豊富な実績を持ち、現在はスーパー耐久やGB86/BRZ Cupに出場するドライバーだ。
ここまでの最上位は、卜部が7位で、三島は5位。もちろん、それに満足はしていない。だが、2か月もあったインターバルの間に、併せて出場しているレースで、卜部は優勝を、三島もトップ争いを演じていた。その経験をFIA-F4に活かして欲しいところである。そして、
FIA-F4初挑戦となる坂の適性やいかに?
 

■予選

#81 卜部和久 第5戦10番手/第6戦10番手
#97 坂 裕之    第5戦36番手(INDP10番手)/第6戦36番手(INDP8番手)
#98 三島優輝 第5戦12番手/第6戦20番手

 

 第3大会の舞台である富士スピードウェイでFIA-F4は、今季2度目の開催となる。その特徴は今さら言うまでもなく、国内の最長のストレートを持つことと、セクター1とセクター2は中高速コーナーが備わるのに対し、セクター3は低速コーナーが続き、まるで正反対。

 

 そして、フル参戦のドライバーであれば、今年だけでも2レース経験しているサーキットだ。慣れていないからとは言わせない、逆に2レースの経験が試されることになる。
 今大会も専有走行が木曜日から行われたが、このところの猛暑のせいでコンディションが安定せず。総じてセット決められずにいた。もちろん誰にも同じ条件ではあるのだが……。

 
 そして迎えた予選は、3人すべてB組での出走となった。土曜日も暑く、路面温度は50度近くに達していたが、ウォームアップはいつもどおり入念に。それぞれ計測3周目からコースを攻め立てていく。中でも卜部はいち早く1分47秒台に乗せ、そのままタイムを詰め続けていく。1分47秒102をベストタイムとした後、軽くクールダウンを挟んで1分47秒199をセカンドベストタイムに。ともに5番手につけることとなった。

 

 三島もまた計測3周目に1分47秒台に入れるも、その後の伸びが今ひとつ。1分47秒250をベストタイムとし6番手につけるも、その後のセカンドベストタイムを決めきれず。先に記録していた1分47秒505で10番手に。


 一方、坂はフォーミュラエンジョイと呼ばれる鈴鹿、岡山を舞台とするフォーミュラの経験はあるが、FIA-F4のようにスリックタイヤでの予選は初めて。1分48秒台にはすぐ入れ、じわりじわりとタイムを縮めていく。ベストタイム1分48秒402を出した次の周に、1分48秒549を出してきたあたり、タイヤマネージメントしては悪くない。この辺りはよりハイグリップのタイヤを履く、カートレース経験が活かされたのだろう。いずれもB組の5番手としていた。

選手インタビュー、決勝レースレポートに続く・・・さらに表示[PDF]



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