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 FIA-F4 2023 R3/4 SUZUKA 

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卜部和久が第4戦で今季初得点に成功
三島優輝と辻本始温には、学びと課題発見の週末に

鈴鹿サーキット(三重県:5.807km)
6月3日(土)予選、決勝レース第3戦:晴れ/ドライ 入場者数:11,000人
6月4日(日)決勝レース第4戦:晴れ/ドライ 入場者数:22,000人
 

 ドライバーを鍛えるカテゴリーとして定評を持つFIA-F4選手権シリーズに、高木真一監督が指揮を執るBionic Jack Racingは今年も3台体制とし、継続参戦の卜部和久、そして新加入の辻本始温と三島優輝を擁して臨む。
富士スピー
ドウェイで行われた第1大会では、三島が第1戦を5位、第2戦を10位と、連続入賞で好発進を遂げたのに対し、辻本は2戦ともアクシデントに巻き込まれて1周を走りきれずに終わっている。
また、今シーズンを勝負の年とする卜部は、予選では2戦とも9番手だったが、第1戦はスタート直後の1コーナーの混乱を避けきれず、ほぼ最後尾まで後退。そこから激しく追い上げて20位に。第2戦は三島とチームメイト同士のバトルを制し、8位となっている。
辻本はもちろんのこと、卜部も三島も第1大会の結果で「これで良し」とは絶対に思っていないはず。3人揃っての活躍に期待がかかる。

 

■予選

#81 卜部和久 第3戦  9番手/第4戦13番手
#97 辻本始温 第3戦22番手/第4戦22番手
#98 三島優輝 第3戦19番手/第4戦21番手
 

 第2大会の舞台、鈴鹿サーキットは低速から高速のコーナーが2本のストレートを挟んで巧みにレイアウトされ、一筋縄ではいかない難攻不落のコースとして名高い。オールマイティな技量を問うことから、結果を残したドライバーには高い評価が与えられる。
 

 専有走行は木曜日から行われたが、台風接近の影響で最初のセッションは路面が濡れたまま。最後にドライタイヤが履けたか、履けなかったかという状態だった。続いてのセッションは徐々に路面が乾いていく、難しいコンディションの中、赤旗が4回も出されてしまう。
 それでも木曜日は走れただけでも良かったというか...。金曜日はより天候が悪化したため、すべての専有走行が中止となったのだ。したがって誰もが十分に走り込むことができぬまま、予選に臨む羽目となった。


 幸い、雨は未明のうちにやんで、土曜日にはサーキット上空に青空が浮かぶまでになっていた。ただ早朝の路面は、一部にウェットパッチを残しており、さらに言えばA組よりB組の方がコンディションが良くなっていくのは明らかで、有利不利がはっきり分かれるように。そのA組には辻本が臨んでいた。
 ウォームアップは1周だけで、タイヤの特性に合わせて徐々にタイムを詰めていくのが、FIA-F4のセオリー。途中で赤旗中断があったが、残り5分での再開だったことに救われ、辻本はラストアタックで、ベストタイムとなる2分10秒151をマークして11番手を、セカンドベストタイムは2分10秒583で、やはり11番手となった。

 

 卜部と三島はB組での走行。卜部は計測2周目には2分9秒455を記すも、これがセカンドベストタイムに。1周クールダウンを挟んで2分9秒019をマークした直後に、赤旗中断が。残り4分の再開では、ほとんどのドライバーがタイムアップできず、卜部はベストタイムこそ5番手ながら、セカンドベストタイムでは7番手に甘んじた。
 三島も計測3周目の2分9秒728がベストタイムとなり、その後は2分10秒を切ることなく予選を終える。セカンドベストタイムの2分10秒030は
11番手だった。

​➡選手インタビュー、決勝レースレポートに続く・・・さらに表示[PDF]



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