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 FIA-F4 2023 R1/2 FUJI 

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新加入の三島はW入賞、辻本は2戦ともリタイアと明暗分ける
2年目の卜部は、第2戦で8位入賞果たす。スピードありも明らかに!

 ドライバーを鍛えるカテゴリーとして定評を持つFIA-F4選手権シリーズに、高木真一監督が指揮を執るBionic Jack Racingは今年も3台体制とし、継続参戦の卜部和久、そして新加入の辻本始温と三島優輝を擁して臨む。
卜部はF1A-F4では2年目となり、昨年の最上位は第7戦・鈴鹿の8位。今年は併せて出場するFormula Beat(旧JAF-F4)で2連勝を飾って、速さを示したばかりか、勝ち方も覚えただけに大躍進が期待できるはずだ。
辻本は女性ドライバーによって競われる、KYOJO CUPで2021年にチャンピオンを獲得。三島は2022年の序盤戦だけの参戦ながら、第3戦・鈴鹿で9位入賞の経験を持つ。チームを移籍し、新たな環境で真価を発揮することが期待される。

 

■予選

#81 卜部 和久 第1戦9番手/第2戦9番手
#97 辻本 始温 第1戦17番手/第2戦16番手
#98 三島 優輝 第1戦11番手/第2戦11番手
 

 今年もFIA-F4は全14戦で競われ、各大会2戦ずつの開催。予選は20分間の計測で2組に分けられて実施され、ベストタイムでレース1の、セカンドベストタイムでレース2の決勝グリッドを決定する。
 第1大会の舞台である富士スピードウェイは、国内最長のストレートを備える高速コースとして知られ、スリップストリームを使った、タイムアタックや決勝中のバトルは、このコースでの醍醐味となっている。その一方で、セクター3と呼ばれる後半区間は、上りの峠道のような低速コーナーが続いているだけに、必ずしもストレート重視が有利とは言えず、バランスのいいセッティングが求められる。

 

 専有走行は5月1日と2日の2日間行われ、卜部は1分46秒431、三島は1分46秒620、そして辻本は1分46秒925をベストタイムとしていた。上位陣との差はごくわずかとあって、さらに短縮を果たせば、3人揃って上位進出も可能であるはずだ。
 3日の早朝7時50分から予選は開始され、A組で臨んだのは卜部と三島。タイヤの特性上、じっくり温めてからアタックするのではなく、最初から攻めつつタイムを縮めていき、終盤にピークを迎えるのがセオリーとあって、卜部は計測9周目にベストタイムとなる1分45秒949をマークし、2周後のラストアタックで1分46秒001をマークして、ともに5番手につける。三島のベストタイムは計測8周目に記した1分46秒153、やはり2周後に1分46秒226を記録し、いずれも6番手となった。

 

 B組で臨んだ辻本も、計測9周目に出した1分46秒373をセカンドベストタイムとして8番手に、2周後のラストアタックで記録した1分46秒359をベストタイムとして9番手になった。



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