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 FIA-F4 2022 R5/6 FUJI 

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岩澤優吾は3位、4位と6連続入賞でランキング3位と、残すは優勝のみ!
ルーキーの卜部和久と藤原優汰は、度重なる不運に見舞われる苦しいレースとなった

 

 8年にも及ぶ歴史の中で、数多くのドライバーを鍛え続けているFIA F4選手権シリーズに、高木真一監督が指揮を執る、Bionic Jack Racingは今年3台体制に改め、継続参戦の岩澤優吾、そして新加入の卜部和久と藤原優汰を走らせる。

 チーム所属2年目の岩澤は、目下ランキング3位。確実に上位を走るようになり、第1戦では2位となり、表彰台にも上がっている。4戦連続入賞は成長の証明。もう目指すは優勝のみだ。
 ルーキーの卜部、藤原はまだまだ発展途上。卜部は第1戦を9位でゴールし、上々のスタートを切ったものの、その後は時折キラリ光る速さを見せるも展開に恵まれず。前大会では、2レースともクラッチのトラブルに見舞われていた。そして四輪レースそのものがFIA-F4で初めての藤原は、今がまさに学びの最中。それでも予選より、決勝で順位を上げ続けているだけに、一歩一歩着実な成長を望みたい。

 

■予選

#97 岩澤 優吾 BJ Racing F110:  6番手・  5番手
#81 卜部 和久 BJ Racing F110:16番手・18番手
#47 藤原 優汰 BJ Racing F110:21番手・36番手

 

 第3大会の舞台である富士スピードウェイでは、FIA-F4は今季2度目の開催。それだけに、ルーキーの卜部と藤原にとっては、もう「初めてだから」と言い訳しづらい戦いとなる。そして、岩澤にはトップを争った経験を、最大限に発揮してほしいところ。前大会から約2か月のインターバルを置いたが、その間にテストも行っており、それぞれ腕の鈍りはないはずだ。

 専有走行は木曜日こそ雨に見舞われたものの、金曜日からは当初の天気予報に反して、ドライコンディションが保たれた。それぞれベストタイムは、岩澤が1分47秒162、卜部が1分47秒680、そして藤原は1分48秒012。ただし、これはあくまでターゲットであり、どこまで予選で縮めてくれるか注目された。

 
 今回の予選は組分けせず、全員一斉の走行による30分の計測に戻された。しかし、早朝のサーキットは濃い霧に包まれ、視界を奪ってしまう。8時10分からの開始予定もディレイが、まずは伝えられ、8時20分には早々に予選のキャンセルが決定。レース1のグリッドは、金曜日の専有走行の結果に基づいて決められ、レース2のグリッドは、レース1のベストタイム順ということになった。したがって、前記のタイムが採用されて、岩澤は6番手、卜部は16番手、そして藤原は21番手からレース1に臨むこととなる。


決勝レポートにつづく・・・

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