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 FIA-F4 2022 R3/4 SUZUKA 

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岩澤優吾は表彰台へあと一歩の5位・4位でゴールも、4戦連続で入賞果たす
ルーキーの卜部和久と藤原優汰には、まだまだ試練のレースが続く

 

 8年にも及ぶ歴史の中で、数多くのドライバーを鍛え続けているFIA F4選手権シリーズに、高木真一監督が指揮を執る、Bionic Jack Racingは今年3台体制に改め、継続参戦の岩澤優吾、そして新加入の卜部和久と藤原優汰を走らせる。

 チームに所属して2年目となる岩澤は、真価を発揮しつつある。前回は予選こそ本格的なアタック前の赤旗終了によって中団に沈むも、決勝では2レースともにオーバーテイクを連発し、4位と2位を獲得。初めて表彰台にも上がって見せたからだ。
 一方、FIA F4 デビューレースとなった卜部と藤原にとっては、ほろ苦の週末になっていた。卜部はレース1を予選7番手からスタートし、一時は5番手を走行するも、バトルの最中に経験値の少なさが露呈してしまう。それでも9位を得た一方で、レース2は序盤の接触でマシンにダメージを負い、完走を果たすのみのレースとしていた。
 そして藤原にとっては正真正銘フォーミュラでの初レースとあって、さすがに苦戦は否めず。それでも予選よりも決勝で順位を上げてきたことは、しっかり評価すべき点である。

 

■予選

#97 岩澤 優吾 BJ Racing F110:  6番手・  2番手
#81 卜部 和久 BJ Racing F110:15番手・24番手
#47 藤原 優汰 BJ Racing F110:25番手・25番手

 

 第2大会の舞台、鈴鹿サーキットは「ドライバーズサーキット」と位置づけられて、ドライバーの実力を大いに試すサーキットとして知られている。低速から高速までバラエティに富んだコーナーが、2本のストレートとともに巧みに配置され、容易に攻略を許してくれないからだ。
 専有走行は木曜日から開始され、それぞれ4セッション、合計2時間45分の走行が許された。その間のベストタイムは岩澤が2分9秒225で、卜部は2分9 秒672 、藤原は2分10秒808 。それぞれ予選で上回ってくれることが期待された。ちなみに最初の専有走行はウェット コンディションでの走行となったが、卜部はトップタイムを記録して、スタッフを驚かせていた。
 今回も予選は2組に分けられ、計測はそれぞれ20 分 。 上空には青空も広がって、コンディションは一切問題なし。まず A 組で臨んだのは藤原で、ベストタイムは 2分10秒167、セカンドベストタイムは2分10秒820で、いずれも13番手となった。
そして岩澤と卜部はB組での走行に。藤原からのインフォメーションも受け、それぞれ計測 2 周目からアタックを開始するはずだった。ところが・・・



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