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FIA-F4 2021 R8/9/10 SUGO

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岩澤優吾が第10戦で7位入賞、飛躍の兆しを見出す。
我慢のレースが続く岡本大輝、激戦の中で己を磨き続ける。

今年で7シーズン目を迎え、その歴史の中で数多くのドライバーを鍛え、上級カテゴリーへ送り出していったFIA F4選手権シリーズに、高木真一監督が指揮を執るBionic Jack Racing は、今年も2名のドライバーを走らせる。

「#97 BJ Racing スカラシップ」を 走らせる岩澤勇吾は、FIA F4で2年目のドライバー。チームを移籍しての参戦となる。そして「#98 BJ Racing」は、スーパーFJからステップアップしてきた、ルーキーの岡本大輝がドライブする。

今回は土曜日に決勝を2レース、日曜日に1レース行う、3レース開催となる。その舞台であるスポーツランドSUGOはアップダウンに富んだ高速テクニカルレイアウトで知られ、アクセルオンで回るコーナーが多いことから走りにリズムを必要とする。
とはいえ、SUGOでFIA F4 は2年ぶりの開催となる。昨年はコロナ禍で併せて行われるスーパーGTともども開催されるサーキットが限定されていたからだ。したがって、岡本は言うまでもなく、岩澤にとっても初めて臨むサーキットではあるのだが、事前にテストは行なっており、十分に走り込んでいる。そういった意味では、普段のレース以上にハンデなくレースに臨めるだろう。


前回の鈴鹿サーキットでは予選でこそ2人ともトップ10に食い込めなかったものの、岩澤は決勝では順位を上げて、8位、9位でW入賞。岡本は2戦とも入賞はできなかったが、激しいバトルを繰り広げており、大いに学ぶところの多いレースとなっていた。今回もドライバーふたりがどこまで成長を遂げるか注目された。

■予選
#97岩澤 優吾 B J Racing スカラシップ: 第8戦・14番手/第9戦・13番手
#98岡本 大輝 BJ Racing :第8戦・16番手/第9戦・16番手

今回も専有走行は木曜日と金曜日に2セッションずつ行われ、岩澤はすべてトップ10 につけて、好調ぶりをアピール。ベストタイムは1分24秒740で、トップからコンマ3秒差となっていた。一方、岡本はシングルには入れなかったものの、まだまだ伸びしろはありそう。まずは自己ベストの1分25秒731を上回ることが望まれた。
 

土曜日のSUGO は、どんよりした空模様。しかも未明に降った雨で、予選を控えて路面はしっとりと濡れた状態だった。当然、セッション後半の方が路面状態は向上するが、SUGOでは赤旗が出やすく、タイミングによっては即終了ということも多々あり、また発生したアクシデントによって、再びコンディションが悪化する可能性もないとは言い難い。


岩澤、岡本ともにあえて前半から積極的に走ることとし、周回を重ねるごとタイムを縮め、それぞれ1分25秒101、1分26秒187にまでタイムを伸ばすも、そこで懸案の赤旗が。ただ、不幸中の幸いだったのは・・・



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