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 FIA-F4 2025 R1/2/3 FUJI 

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ドライビングスタイルを改めたIKARIが、3戦中2戦でポイント獲得!
新加入の三浦愛は、久々のフォーミュラに悪戦苦闘も、刺激と多くの収穫得る

【FIA-F4選手権シリーズ第1戦・第2戦・第3戦】
富士スピードウェイ(静岡県:4.563km)
5月3日(土・祝)予選、決勝レース第1戦:晴れ/ドライ 入場者数:33,300人
5月4日(日・祝)決勝レース第2戦、第3戦:晴れ/ドライ 入場者数:49,200人
#97 三浦 愛 Bionic Jack Racing
#98 IKARI Bionic Jack Racing

 高木真一監督率いるBionic Jack Racingは、今年もFIA-F4選手権に2台体制とし、新加入の三浦愛、そしてIKARIを擁して臨む。シリーズが全14戦で競われるのは従来どおりだが、富士スピードウェイの第1大会、スポーツランドSUGOの第4大会は3レース開催となる。


 2021年以来の復帰となったIKARIの昨年のランキングは、インディペンデントクラス10位。第1戦で3位に入り、幸先のいいスタートを切ったものの、その後は歯車がうまく噛み合わず。結局、2回の表彰台獲得に留まったのは、ブランクもあっただけにやむを得まい。だが、その1年間の経験を大いに活かしてくれることが期待される。
 そして三浦は言うまでもなく、二度のKYOJO CUPチャンピオンとして、近年、台頭著しい女性ドライバーの牽引役であり続けてきた。その一方で全日本F3選手権など、豊富なフォーミュラの出場経験も持つ。
 あえて今、FIA-F4に参戦する理由を、三浦は「自分が立ち上げたチームがVITA、KYOJOをやっていて、KYOJOもフォーミュラになりましたし、私自身がF3まで乗っていたとはいえ、HALOがついている、このパワー域のマシンをあまり乗っていません。何の知識なく走らせても、もちろん結果は残せませんから、細かいアドバイスができるようにまずF4で自分が走って、いろんなものを吸収して、勉強するシーズンにしようと。レース勘を取り戻しながら、最近の時代の車の理解を深めて、私がアドバイザーを務めている、ドライバーにも還元していくためなんです」と語る。なるほど!

 

◆予選
#97  三浦 愛  チャンピオンクラス第1戦19番手/第2戦24番手
#98  IKARI  インディペンデントクラス第1戦17番手/第2戦10番手

 今年もFIA-F4の開幕戦は、ゴールデンウィーク真っ最中の富士スピードウェイが舞台である。5月1日から専有走行が行われ、インディペンデントクラスでIKARIが好調。コンディションに恵まれた初日は1分47秒663で3番手、ウェットコンディションとなった2日目も2分0秒852でトップとなっていた。その背景には、高木監督からのアドバイスにより、ドライビングスタイルを改めたことにあるようだ。

 

 一方、チャンピオンクラスに臨む、三浦は初日に1分46秒493で16番手、雨の2日目も1分59秒868で20番手と、初めて走らせるFIA-F4に苦戦気味なのは明らか。聞けば、このレースウィーク前にできた練習は一度のみ。まさに今、習熟の最中であるからだった。
予選日は天候も回復して、青空の下での走行となった。路面の一部にはまだ水が残っていたが、もうドライと言ってもいい状態だ。それでも周回を重ねるごとラバーが乗って、後半の路面状態がより良くなるのは明らかだった。先に行われたチャンピオンクラスの予選において、三浦は徐々にタイムを縮めていき、ラストアタックでベストタイムとなる1分47秒079をマーク。専有走行よりもタイムが鈍ったのは、温度が高かったからだろう。セカンドベストタイムは1分47秒496。しかし、トップは1分45秒台に入れていたこともあり、第1戦は19番手、第2戦は24番手で臨むことになった。

 

 続いて行われたインディペンデントクラスの予選では、IKARIも徐々にタイムを詰めていき、ラストアタックでの短縮はかなわなかったものの、その1周前に記した1分48秒429をベストタイムに。セカンドベストタイムは1分49秒143となった。その結果、7番手、10番手からスタートできるはずだったが、複数回の走路外走行に対するペナルティとして、第1戦は最後尾スタートとなってしまう。第2戦に及ばなかったのは不幸中の幸いではあった。

選手インタビュー、決勝レースレポートに続く・・・さらに表示[PDF]



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